iOS10の新機能として「手前に傾けてスリープ解除」が搭載されたことをご存知でしょうか?
この機能はiPhone6s/6s Plus、iPhone SE、iPhone7/7 Plusで使用可能です。
ここでは、「手前に傾けてスリープ解除」機能についてご紹介したいと思います。
スリープ状態って何?
そもそも、スリープとはどのような状態なのでしょうか?
iPhoneのスリープ状態は自動ロックのことを指します。
自動ロックはiPhoneを一定時間操作しないでそのままにしているとかかります。
自動ロックまでの時間は30秒から設定が可能です。
また、自動ロックを設定したくなければ設定画面の「しない」という項目にチェックを入れればスリープ状態になりません。
一方で、手動でスリープ状態にすることも可能です。
この場合は電源ボタンを押下します。
なお電源ボタンを長押しすると「スライドで電源オフ」というスライダーが表示され、そのスライダーをドラッグすれば電源OFFとなります。
iPhoneを操作する上で自動ロック機能を意識することあまりはないかも知れませんが、この機能のお陰でロックのかけ忘れ防止や電池の節約になるのです。
iOS10の新機能「手前に傾けてスリープ解除」
スリープ状態についてお伝えしたところで「手前に傾けてスリープ解除」という機能の説明に移りたいと思います。
この機能はiOS10から搭載されたのですが、文字通りiPhoneを手前に傾けるとスリープ状態が解除され、画面がオンになる機能です。
これまではiphoneのスリープ状態を解除するには電源ボタンかホームボタンを押さなければなりませんでしたが「手前に傾けてスリープ解除」の登場でひと手間省けるかたちとなりました。
機能が搭載された理由
では、なぜ「手前に傾けてスリープ解除」機能は搭載されたのでしょうか?
理由の1つとして、iPhone6sや6s Plus、iphone7のTouch ID(指紋認証センサー)の反応が早すぎるということが挙げられています。
Touch IDの反応が早いこと自体は問題ではありません。
しかし、メールやアプリ等の通知を確認するためにホームボタンを押したら、ついでにTouch IDまで反応してロック解除となって気軽に通知の確認ができないからではないかという指摘があります。
iPhone5やiPhone6には搭載されてない!?
残念ながら、iPhone5やiPhone6では「手前に傾けてスリープ解除」機能が使えません。
iOS10はiPhone5以降がサポート対象となっています。
よって、iPhone5、iPhone6等でも「手前に傾けてスリープ解除」機能が使えても良いはずなのですが、実際はiPhone6s/6s Plus、iPhone SE、iPhone7/iPhone7 Plusでしか使えないのです。
この理由については定かではありませんが一説に、Apple側が新しいiPhoneに限定した機能としたかったのではないかと言われています。
「手前に傾けてスリープ解除」機能はOFFにできる
「手前に傾けてスリープ解除」は便利な機能ではありますが、iPhoneを傾けるたびにスリープ解除になるのは困るという方もいらっしゃるかもしれません。
例えばただiPhoneを移動したかっただけなのに画面が点灯するのは違和感がある、不意に誰かがiPhoneに触れて通知を見られるのは嫌だといったことが挙げられます。
こういった場合は設定画面で「手前に傾けてスリープ解除」をOFFにすると良いでしょう。
この記事では、iOS10の新機能「手前に傾けてスリープ解除」についてお伝えしましたがいかがだったでしょうか。
これまでよりも気軽にメールやアプリの通知の確認ができるようになりましたが、必要ないと感じた場合は解除し、快適にiPhoneを使えると嬉しいですよね。