2015年に発売されたiPhone6s、6s Plusから搭載された3D Touch。
ディプレイを指で押すことでさまざまな操作ができる3D Touchは、最新のiOS10を搭載したiPhone7、7 Plusでさらに洗練され、もっと便利に使える機能になっています。
3D Touchがあれば、操作手順を減らせる
iPhoneはディスプレイに指でタッチ、スワイプすることで操作できます。
この操作方法は最新のiOS10でも変わりませんが、6s、6s Plus以降のモデルで利用できる3D Touchを使えば、さまざまな操作がもっと簡単になります。
3D Touchはディスプレイへの圧力で操作する機能。
これまでは指が触れているかどうか、指がどう動いたかという操作基準に指でディスプレイを押す、その圧力も操作基準になっています。
可能な操作はパソコンのマウスでいうところの右クリックに近いもの。
例えばこれまで動画を撮る場合、カメラのアイコンをタップして起動し、ビデオの撮影を選択していた作業手順が、カメラのアイコンを指で押すことでコンテクストメニューが表示されダイレクトにビデオ撮影ができるようになります。
ショートカット的に操作できるため、様々な操作を素早く行えるようになっています。
使いたい機能を手早くダイレクトに呼びだせる
3D Touchは、様々な操作、アプリで採用されています。
例えばこれまで起動済みのアプリを切り替える時は、ホームボタンを二度押しして使用するアプリを選ぶ必要がありました。
しかし3D Touchを搭載したiPhoneなら、ディスプレイの左端を指で押せばブルッと振動し、アプリ切り替え画面が表示されるようになっています。
ホームボタンに指を動かし、二度押しする操作と比べると、その手間はグンと少ないものです。
また「写真」などの画像は、指でその画像の部分を押し込めばプレビューがさっと大きくなり、指を離せばその画像は元の状態に戻ります。
サムネルでたくさんの写真から目的の写真を選ぶ際に便利な操作です。
まずはホーム画面で試してみよう
3D Touchはホーム画面でも便利な機能です。
カメラのようにApple純正のアプリであれば、起動した後に選択する機能をダイレクトに呼びだすことができます。
「メール」のアイコンを指で押し込めば、ホーム画面から新規メッセージを作成することも可能です。
フォルダを指で押し込めば、LINEやGmailなど未読メッセージがあるアプリは、これまでのようにフォルダを開いてから起動しなくても、ホーム画面から起動させることもできます。
操作手順がひとつ減るだけですがこの操作はかなり快適です。
3D Touchはあらゆるところに用意されている
また最近ではさまざまなApple以外の配信元が作ったアプリも3D Touchに対応しています。
基本的には純正アプリと同じで、ホーム画面から直接、使用頻度が高い機能を呼びだすことがメイン。
よく使うアプリのアイコンを指で押し込み、何ができるかチェックしておきましょう。
またアプリ起動中の操作にも3D Touchが採用されているので、指で押し込んでみると新たな便利機能を発見できるかもしれません。
3D Touchの設定はアクセシビリティで
3D Touchに関する設定は「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」で行います。
3D Touchが他の操作の邪魔になるとはないので、基本的にはオンにしておいて問題ありません。
3D Touchが思い通りに起動しない場合は「3D Touchの感度」を調整しましょう。
「弱い」にすれば軽く押すだけで機能し、「強い」にすると強く押さなければ機能しなくなります。
多くのユーザーが活用できていない3D Touch。
この機能を使わなくても、必要な操作を行うことはできますが、手間がひとつ減るだけでiPhoneの操作はかなり快適なものになります。
ホーム画面や自分がよく使うアプリは3D Touchでどんな操作ができるのか?
特にiPhone7のユーザーは、裏技的に使える3D Touchの機能をチェックしておくと便利です。