スマホにとって、もっとも重要なポイントのひとつである連続通話時間。
バッテリー残量が「0」になったスマホは何もできなくなってしまいます。
バッテリーが長く持つことは、スマホを選ぶ使っていく上でとても大切なことなのです。
連続通話時間に注目しよう
連続通話時間はあくまでも目安の数値になります。
スマホは通話するためだけのものではありません。
メッセージのやりとりをしたり、SNSを投稿やゲームをすることなどもあるでしょう。
バッテリーの消費速度はアプリや使い方によって大きく異なってきます。
そのため多くの人がすべてのスマホが有する機能である「通話」の時間が目安の数字としてスペックを表現するために使われています。
もちろん連続通話時間が長いほど、そのスマホの「バッテリーの持ちが良い」ということになります。
OSやアプリのバージョンアップでバッテリーの減りが違ってくる
バッテリーの持ちは、バッテリーと消費電力、それぞれの大きさで変わってきます。
バッテリーが大きいほど長く持つようになり、また通話やアプリの操作などで必要とする消費電力が小さいほどバッテリーが長くなります。
バッテリーサイズは変わることはありません。
正確に表現するとリチウム系のバッテリーは充電放電する度に消耗し最大充電容量が小さくなっていきます。
そのため長く使っているとバッテリーの消費速度が早くなり、すぐにバッテリー残量が少なくなるという現象が起こります。
しかし一操作に対する消費電力の大きさは、アプリ、そしてOSがバージョンアップすることで変化していくのです。
iOS10.xでもバッテリーの消耗を抑える設定が必要
iPhoneやiPad用の最新OS、iOS10.x。
「これまでで最も大きなiOSのリリース」とAppleが表現するiOS10は、iPhone5以降のモデルで利用することが可能。
iPhone7やiPhone7 Plusであれば最初からインストールされています。
新機能を搭載した最新OSは、消費電力も大きくなりバッテリーが早く減ってしまう傾向にあります。
もちろん先に触れた通りバッテリー自体がくたびれてきていたり、バージョンアップしたアプリの消費電力が大きくなったことで、バッテリーがすぐになくなるケースも少なくありません。
いずれにしても、設定を見直して不要なバッテリー消費を抑える必要があります。
ディプレイの明るさは、バッテリーの持ちに大きく影響する
まずチェックすべきはディスプレイの表示に関する設定。
スマホで最も電力を消費するのはディスプレイです。
明るさを下げ、何も表示させないロック画面に切り替わるまでの時間を短くすれば、バッテリーの消費を確実に減らすことができます。
次にチェックすべきものは、常に動いている機能、バックグラウンドで動いている機能です。
位置情報サービスは便利な機能ですが、常に「位置」に関する情報をやりとりしているためデータ通信が行われています。
必要なものだけをオンにしておきましょう。また、Wi-Fi機能も、常に利用可能なものがないか探しているので、移動時などは確実にオフに切り替えておきましょう。
さらにAppのバックグラウンド更新もオフに。
4G/LTE回線で行うと重いアプリのデータをダウンロードしてしまうため、通信容量制限に対する心配も出てきてしまいます。
非常事態は低電力モードに切り替える
さらにiOS9から搭載された機能、低電力モードを使うという方法もあります。
この低電力モードはメールの取得やSiri、Appのバックグラウンド更新、自動ダウンロード、一部のビジュアルエフェクトが制限もしくはオフになり、バッテリーの持ちを劇的に向上させることができます。
バッテリー残量が心もとなくなってきた時は、すばやく低電力モードに切り替えてしまいましょう。
さらに「設定」にある「バッテリー」を選び、バッテリー残量をステータスバーに表示しておきましょう。具体的にどのくらい残っているか把握しておけばやりくりできます。
充電可能な自宅に着くまでiPhoneを無駄に使わないよう心がけることも可能です。
また「バッテリー」ではアプリごとの使用状況も確認できるため、電力消費が大きいアプリをひとまず操作せずにバッテリーを持たせるといったこともできます。
アプリ次第でなんでもできるスマホにとって、バッテリー残量は常に大きな問題。
残念ながらニューモデルであるiPhone7や最新のiOS10.xでも大幅な変更はなされていません。
まずは「設定」を見直して、不要な消費を減らすことから始めましょう。