スマートフォンのカタログに必ず明記してあるCPU(Central Processing Unit)。
このCPUはスマホの頭の良さを決めるもの。
もちろん頭は良い方がベターなことも多いですが、必ずしもこのCPUだけがスマホ選びのポイントにはなりません。
快適なスマホ体験には高いCPUが必要
サイズや重量、カメラの性能と同様にスペックシートに明記されているCPU。
CPUは中央処理装置とも表現され、スマホに関するあらゆる計算を行っています。
またメールの作成や通話、ゲームの操作、表示もCPUで行っています。
CPUは現在も進化を続けており、最新のiPhone 7/7 Plusでは「A10 」と呼ばれるCPUを搭載。
またAndroid端末では、CPUを構成するコア数を増やすことで性能アップが図られており、2個搭載するデュアルコア、4個搭載するクアッドコアのモデルだけでなく8個搭載するオクタコアのCPUを採用する端末も登場しています。
性能の高さが起こす問題点
もちろんCPUが高性能であるほど処理が速くなり、スマホがカクカクと動くことがなくなりすべての操作が快適になります。
動画などの大きなデータを加工する際などに、その差は顕著になっていきます。
しかしCPUが高性能であるほど、消費電力も大きくなる傾向にあります。
もちろん省電力性能も高速化と並行して行われており、さらにバッテリーのサイズも大きくなっているため、程度は軽微に抑えられています。
CPUが高性能なほど熱も発生する
また、高性能なCPUを動かすと熱が発生し、スマホ本体が熱くなるという問題も発生しやすくなります。
さらに防塵、防水性能を高めたスマートフォンは、当然、内部に外気が入らないようになっているため、熱もこもりやすいものです。
これらの問題は、設計段階で対処しなければならないことなので、ユーザーである私たちにはどうにもできないところです。
GPUの有無もチェック
最近のスマホにはCPUだけでなく、その仲間ともいうべき集積回路、GPU(Graphics Processing Unit)を搭載したモデルも多くあります。
GPUは画像表示といった比較的単純な処理が得意で、CPUと作業を分担して性能のアップを図っています。
精密なグラフィックのゲームや動画など大きなデータを扱うアプリをよく使う人は、高性能なGPUがあれば快適にプレイできるようになるはずです。