私たちの未来を変える技術として注目が集まるVR。
VRとは仮想空間(バーチャルリアリティ)のことです。
SFでは定番モチーフのひとつで、最新の技術ながらその言葉自体は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
時間と場所を飛び越える技術、VR
VRの技術を使えば、今私たちがいるのとはまったく違う世界、例えば宇宙の果てや恐竜が闊歩する大昔の世界を体験することができます。
さらにフィクションなどで描かれる架空のキャラクターがあなたの隣に立っているなんて状況を経験することも可能。
現実にはあり得ない世界に飛び込むことができます。
世界は上下左右360度展開されており、顔を上に向ければ空が、下に向ければ地面が見えます。
架空の世界に立つことができるのです。
またVRは実際にプロモーション活動にも利用されています。
一部の旅行代理店ではVRを使って海外のリゾートなどの雰囲気を日本にいながらにして体験することができます。
さらに、アーティストの中にはストリーミングを使い、世界中どこにいてもリアルタイムでライブに参加できるといった試みを行っています。
VRはフィクションと現実、そして時間と場所を飛び越えるための技術なのです。
VRを体験するための、いくつかの方法
そんなVRは、さまざまなガジェットで体験することができます。
2016年に発売されたPlayStation VRや日本ではスマートフォンメーカーとして知られるHTCのVIVEなどは、PlayStationや高性能なパソコンにゴーグル型のデバイスを接続してVRを実現しています。
SamsungのGear VRは、同社のGalaxy s7 edgeなどのスマホを専用のゴーグルに装着するようになっています。
VRは視覚で体験するもの。
専用に作られた360度の仮想空間作り出すPlayStationやパソコン・スマホなどの機器と、それを映し出すディスプレイが必要です。
最近360度カメラが登場し、スマホやパソコンでその映像をカーソルや指で動かし360度に広がる世界を楽しむこともできます。
しかしそれは仮想空間に飛び込むとは言い難いもの。
現実世界で私たちが行うように、どの方向に顔を向けてもよいように、ゴーグル型のディスプレイであれば、より本格的にVRを楽しむことができるのです。
スマホでもVRを体験できる!
PlayStation VRやVIVEは仮想空間を映しだす機器の性能が高く強力で、解像度も高くより本格的な仮想空間を作り出し体験することができますが、最低でも10万円以上の費用が必要です。
そこで注目を集めているのがスマートフォンを利用したVRです。
スマホを使えば、スマホで仮想空間を再現するだけでなくディスプレイも持っています。
PlayStation 4やゲームなどにも使われるハイエンドパソコンと比べるとマシンパワーは劣りますが、それでもVRを味わうことは十分可能。
現在iPhoneやAndroid用に専用アプリが用意されており、それらをインストールすればVRを体験できますが、常に目の前にスマホをセットしておく必要があるため、それだけでは手が塞がってしまいます。
またスマホの表示以外のもの、周りにあるものまでも目に入ってくるため、VRに専念できないという問題もあります。
数千円のゴーグルでVRが楽しめる
そこで用意したいのがVR用のゴーグル。
VRアプリを起ち上げたスマホを差し込み頭部に固定させることができるゴーグルがあれば、快適な状態で仮想空間を体験することができます。
ゴーグルは調整機能付きのヘッドバンドを備えているため、誰でも装着可能です。
また、スマホと目の焦点距離を調整できるゴーグルであれば、大人でも子供でも頭部の大きさに関わらずはっきりと仮想空間を見ることができ、視力が弱い人でもメガネを外した状態でゴーグルを使うことができます。
SamsungのGalaxy Gearなど特定のスマホ専用のゴーグルには、ゴーグル本体に操作用のタッチパッドや音量調整ボタンがあり便利ですが、必須のものではありません。
例えば今、iPhoneを使っていてVRを体験してみたい、というのであればひとまず数千円で販売されているゴーグルを手に入れてみましょう。
アプリもダウンロードすれば手軽にVRを体験することができます。
- 5.7インチスマートフォン対応 VRゴーグル ヘッドバンド付
- 電源不要。スマートフォンをセットするだけ、手軽に世界中のVRアプリで3D体験。 装着・視聴が快適にできる充実の仕様。 イヤフォン・ヘッドフォンも使用でき没入感アップ。