手帳型スマホケースに多く使われている本革。
あなたは正しいお手入れの方法を知っていますか?
本革は汚れを放置するとシミになってしまうため、日々のお手入れは欠かせません。
今回は本革スマホケースのお手入れの方法について解説していきますので、参考にしてみてください。
基本的な本革のメンテナンス方法
基本的なことではありますが、汚れがついたらできるだけ早く落としましょう。
柔らかいブラシなどで表面についたホコリなどを軽く取り除き、柔らかい布で本革の表面を優しく乾拭きします。
力を入れすぎて強く擦ったりすると、傷が付いたり変形したりといった原因にもなりますので注意しましょう。
水に濡れた場合のメンテナンス方法
水に濡れたり汗が付いたりしてしまった場合、そのまま放置しておくと汚れが革の内部まで浸透し、最悪の場合、汚れを落とすことができなくなってしまいます。
できるだけ早く拭き取り、直射日光が当たらない場所で完全に乾かしてください。
この時、早く乾かしたいからといって、ドライヤーを使用することは厳禁です。
あまりにも急激に乾かしてしまうと、本革の油分まで無くなってしまうため注意が必要です。
本革の最大の特徴は、経年によって手に馴染んでくることですが、これは本革に含まれる油分によるものです。
本革特有の手に馴染む感触を維持するためにも、水や汗に濡れた場合のメンテナンス方法を覚えておきましょう。
本革メンテナンス用クリームについて
本革に含まれる油分や水分は、時間とともに減ってしまいます。
それを適切に補給してくれるものが、本革用クリームです。
頻繁に塗る必要はありませんが、1~2か月に1回程度を目安に塗ってください。
柔らかい布に適量を取り、優しく円を描くように塗るのがコツです。
頻繁に塗ったり、一度に大量に塗ったりすると、傷みの原因になるので注意しましょう。
手帳型スマホケースの場合は、あらかじめ本体をケースから取り外した状態で行ってください。
防水スプレーについて
PUレザー(合成皮革)は水を通さないという特徴がありますが、本革は水に弱いという特徴を持っています。
先ほど述べたように、水や汗は本革の内部まで浸透するため注意が必要です。
そこで、メンテナンス用クリームを塗った後、防水スプレーを塗布することをおすすめします。
手帳型スマホケースという特性上、日々使用するうちに手垢が付いたり汗が染み込んだりしやすいですが、防水スプレーを塗布することで汚れがつきにくい状態にできます。
防水スプレーを塗布する際も、手帳型スマホケースから本体は取り外した状態で行いましょう。
PUレザーをはじめとしたビニール系の素材など、多くの素材は経年とともに「劣化」していきますが、本革は劣化ではなく「変化」していきます。
徐々に自分の手に馴染んでくる感覚は、他のどの素材にも無い魅力です。
そんな本革特有の感触を長く楽しむためにも、今回ご紹介したメンテナンス方法を参考にしてみてください。