PCは多くの部品で構成されています。
そしてすべてが電気で動きます。
電源ユニットは、これらに電力を供給する非常に重要な役割りを担っています。
電源ユニットはPCの安定動作にも深く関係するため、選ぶ際には慎重さが求められます。
では、良質な電源ユニットとは?
基本的な選び方を知っておきましょう!
パソコン安定化のキモ、良質な電源なら電気代も安くなる
PCの電源ユニットは、他のPCパーツと比べると若干注目度が低いパーツです。
CPUやビデオカードを頻繁に交換して自作PCの処理能力を強化するマニアは大勢いますが、電源ユニットを頻繁に交換する人は稀です。
しかし、PCパーツは電源からの電力供給がなければ動作しません。処理能力が高く消費電力の大きなCPUやビデオカードを安定動作させるには、確かな性能を持つ電源ユニットが必要です。
電源ユニットで重要なのが、出力と効率です。
特に効率は「80PLUS」という認証があり、STANDARDからTITANIUMまで7つのランクが設けられています。
上位ランクの製品ほど変換ロスがなく、省エネともいえます。
パーツの消費電力を見極め、余裕を持った電源を選ぼう!
最近のPCパーツではビデオカードの消費電力が増大傾向にあります。
電源ユニットの選択には、それを意識することが重要です。
電源ユニットの出力性能には500~1000W程度の幅がありますが、まずはPC全体で必要な電力を電源ユニットの出力性能が上回っていることが大前提となります。
ただし、たとえばパーツ全体の消費電力450Wに対して出力500Wの電源ユニットを選ぶのはオススメできません。
もちろん、この場合でもPCを使うことは可能です。
しかし、電源ユニットの出力限界に迫るような使い方は、電力の変換効率ではロスが多い部分を使うことになります。
将来的にパーツを追加するなどの仕様変更にも不安が残ります。
変換効率のスイートスポットは、50%前後
電源ユニットが最大の変換効率を発揮するのは、最大出力の50%程度で使う場合とされています。
もし、電源の変換効率を重視するのであれば、これを意識するとよいでしょう。
仮にパーツ全体の消費電力が400W程度と計算できるのであれば、電源ユニットとしては850Wの製品がベストチョイスとなります。
PCのパーツにはいろいろなものがありますが、重要なのはビデオカードとCPUです。
他にもパーツはありますが、ビデオカードなどに比べれば消費電力は微々たるもの。
無視しても問題はありません。
ビデオカードとCPUの消費電力はWebなどで簡単に調べられます。電源ユニット選択の際の参考にしましょう。
地味な存在ながら、PCパーツとしては重要な位置にあるのが電源ユニットです。
頻繁に買い換えるものではないので、将来のカスタマイズ計画を想定しながら、余裕のある製品を選びたいものです。
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