冷却ファンを選ぶポイントは?

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PCの稼働中は常に回り続けるのが冷却ファン。

CPUやビデオカードなどと比べると地味な存在ですが、冷却ファンが正常でないとPCは安定して動きません。

では、選ぶ際のポイントは?

今回は、PCの安定動作を裏で支える重要パーツ・冷却ファンについて考えてみましょう!

静音性は重要ポイント。20dB以下なら、かなり静か

デスクトップPCでは、電源モジュールやCPUなどの冷却にファンが使われています。

この他にもケースやビデオカードにもファンがありますから、1台のPCでも多ければファンの数は数個にも。

総量としては少なからぬ動作音が出ていることになります。

PCの冷却ファンを考える際に“静音性”が重視されるのはこのためです。

冷却ファンの静音度は、dBという単位で表記されます。

一般的に、静かな図書館が40dBの例として紹介されています。

深夜の郊外が30dB、木の葉のふれあう音が20dB程度なので、参考にするとよいでしょう。

静音ファンとしては、20dBを下回る製品はかなり静か。

静かな動作環境を追求する方にオススメです。

風量と静音性はトレードオフ。双方の妥協点を探ろう

理想の冷却ファンは静かで風量の豊かな製品です。

しかし、これは相反する要求でもあります。

冷却に必要な風量を得るにはファンの回転数が必要で、そうすると静粛性が減じられるからです。

多くの冷却ファンはこの対立する要求に応えるべく、数々の試行錯誤を経て製品化されたもの。

ファンの形状や表面処理などにも違いがあるので、チェックすると意外な発見があります。

製品が重視する点を理解すれば、理想の製品が選べます。

特に最近は、回転軸にボールベアリングを採用する製品が増えています。

ボールベアリングは、軸の回転を滑らかにして耐久性の向上にも貢献します。

品質の高いファンの証でもあるので覚えておきましょう。

雰囲気を盛り上げる、LEDイルミ付きファン

もしゲーミングPCのファンを交換するのなら、LEDを使った製品はいかがでしょう?

LEDそのものはファンの性能に関係ありませんが、青や赤、緑などの色を発するファンはゲームの雰囲気を高めてくれそうです。

LED付きのファンにもいろいろなタイプがあり、LED無しのファン同様にいろいろな場所に使えます。

しかし、PCのケースが透明以外なら、ケースの後方に装着するファンとして使うのがベターです。

この場所に設置すれば、PCの使用中にLEDの光が外から楽しめます。

登場当初は、文字通り“色もの”扱いのLED付きファンでしたが、性能としてはLED無しのモデルと同様なので高性能なゲームPCにも安心して使えます。

冷却ファンは、発熱するPCを冷却する重要なパーツ。

PCが稼働している間は常に動いているので、ある種、消耗品とも考えられます。

特に高性能化している最近のPCは温度にシビアです。

何らかのトラブルで冷却能力が不足すると、十分な性能を発揮できないばかりか、PCの寿命を縮めることにもなるので要注意。

お掃除を兼ねて定期的に冷却ファンの状態を確認し、必要であれば新しいファンに交換しましょう!

 

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