家庭内でいろいろな家電を使うのに必要なコンセント。
OAタップは、そのコンセントをコードの先に複数備えたものです。
以前は、複数のコンセントを備えた延長コードでしかなかったOAタップですが、最近の製品は利用シーンを想定した便利な機能が搭載されています。
どんな機能があるか、ちょっとだけご紹介しましょう!
不足しがちなPC周囲の電源環境をサポート
OAタップは、「電源タップ」と呼ばれることもある製品です。
多くの場合、両者は同じものと考えて問題ありません。
しかし、“OA”と名の付く分、OAタップにはパソコンを始めとするOA機器を使う上で便利な機能が搭載されていることが多いようです。
タップ上で電源をON/OFFできるスイッチを装備
OAタップの機能として搭載されることが多いのが、このスイッチです。
パソコンを始めとするOA機器の周囲では、パソコン本体の他にも多くの周辺機器が電源に繋がれています。
たとえば、プリンタやディスプレイ、その他の周辺機器を使うための電源アダプタなどです。
これらの機器は、基本的にはパソコンの電源がONの時にしか使いません。
しかし、パソコン本体は単独で使うこともあるため、周辺機器とパソコンの電源系統をまとめて管理することは困難でした。
これを解消するのが、OAタップのスイッチです。
このスイッチを使うと、必要な時にだけ電源を供給できます。
これにより待機電源を完全にカットができ、省エネに繋がります。
近くの落雷にも安心の“雷サージ”対策機能
OAタップの機能として特に注目度が高いのが、この機能です。
雷サージとは、近所で落雷が発生したときに電線を通じて家庭内のコンセントに伝わる高い電圧や異常電流のことです。
このような異常な電気に遭遇すると、OA機器の電気回路は一瞬で破壊されます。
雷サージ対策が施されたOAタップタップでは、万が一に雷サージが発生しても、異常な電気をコンセント側に伝えません。
このため、パソコンや周辺機器を電源プラグに接続したままでも、OA機器を守れる可能性が高くなります。
このような安全対策は、繊細かつ高価なOA機器を使う電源タップには必須のものです。
価格は高めになりますが、対策済みの製品を選びましょう。
アダプタ無しでスマホを充電!あれば便利なUSB電源
最近のOAタップには、USB付きの製品も増えています。
USBは、スマホの充電や小型家電の電源としても使わます。
かつてはパソコンにしか装備されていませんでしたが、データの送受以外に単なる電源として使えることに注目が集まると、対応の小型家電が一気に増えました。このため、パソコン周囲でUSBポートが不足しがちな状況にもなっています。
USBポートから供給される電圧は5Vですが、これを家庭用のコンセントから得るにはこれまではアダプタが必要でした。
しかし、USB付きのOAタップならアダプタは不要です。
アダプタがないと見た目もスッキリし、不足しがちなUSBポートが補完ができるので便利です。
OAタップの基本機能は、ひとつのコンセントから得た電気を複数の機器に分配することです。
しかし、最近はサージ対策やUSBなど、便利な機能が搭載された製品が増えています。
OAタップは頻繁に買い換えるものではありませんから、できればこれらの機能が搭載された製品がベターです。
機能なしのシンプルなOAタップよりは価格は高くなりますが、各種の機能が搭載されている製品の方が、安心感や使い心地は確実に上です。
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