コンピュータとと周辺機器との接続に不可欠なUSB。
詳しい機能については良く知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はUSBの歴史と機能、勢いを増し始めたUSB type-Cについてお伝えしたいと思います。
USBってどんな機能があるの?
USBは、コンピュータにマウスやキーボードといった周辺機器を接続する為のシリアルバス規格の1つです。
当初USBは大容量のデータを扱うことを想定していませんでした。
しかしWindowsやiMacが標準でUSBに対応したことで大きく普及し、CD-RやHDDとのデータ転送も可能になったのです。
その後もさらなる高速転送を目指して上位規格が登場することとなりました。
そんなUSBですが、機能は大きく分けて「世代」「形状」「転送速度」に分類することができます。
ここでは機能面についてもう少し詳しくお伝えしたいと思います。
USBの世代を表す規格
まず、世代については、
・USB1.0(1996年1月発表)
・USB1.1(1998年9月発表)
・USB2.0(2000年4月発表)
・USB3.0(2008年11月発表)
・USB3.1(2013年8月発表)
といった流れで策定が進められてきました。
当初は複数の企業によって仕様の策定が行われていましたが、途中からはUSB-IFというNPO団体が仕様の策定・管理にあたっています。
USBの形状を表す規格
次に、形状についてお伝えしたいと思います。
・Standard-A:PCやUSBメモリー、充電器といった機器に搭載。最もよく見かけるタイプ
・Standard-B:プリンターや外付けのハードディスクに搭載
・MicroB:スマホやAndroid端末に搭載
・Type-C:新型MacBookに搭載されたことで注目を集めた。PixelやPixel XLでも採用されており、表裏関係なく差し込めるのが特徴
注意していただきたいこととして、たまにUSBの形状と世代を混同されている方がいるので気を付けてください。
USBの転送速度はどのくらい?
それから、USBの転送速度について。
先ほどもお伝えしましたが、USBは高速転送を目的に上位規格が策定されてきました。
よって転送速度も世代が進むにつれて上がっています。
・USB1.0:1.5Mbps(ロー・スピード)
・USB1.1:12Mbps(フル・スピード)
・USB2.0:480Mbps(ハイ・スピード)
・USB3.0:5Gbps(スーパー・スピード)
・USB3.1:10Gbps(スーパー・スピード・プラス)
尚、現在USB1.0/1.1はUSB2.0に、USB3.0はUSB3.1に統一されています。
USBtype-Cケーブルの将来性
さて、今回ご紹介した中で注目度が高いのがUSBtype-Cです。
USB type-Cは様々な用途に対応することを想定して設計されています。
例えば従来のUSBコネクタはホスト側がAコネクタ、デバイス側があBコネクタを使用していました。
一方で、Type-Cコネクタは、ホスト・デバイスの両側でType-Cコネクタを使用することができるのです。
また、コネクタがコンパクトなデザインでモバイル端末や充電ケーブルでも使用され始めています。
その他、USB Type-Cは双方向での電源供給が可能となり、映像出力用として用いることもできます。
こうした汎用性の高さから、USB Type-C採用の流れは加速しており将来的に主流となる可能性が高いと言われています。
この記事では、
・USBの分類
・USBの世代を表す規格
・USBの形状を表す規格
・USBの転送速度
・USB type-Cケーブルの将来性
についてご紹介しました。
USB Type-Cはまだ新しいタイプですが、今後の動向を観察していきたいところです。
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