周辺機器とPCとの接続や充電など、いろいろな用途で使われるUSB。
しかし、端子の種類は多岐に渡ります。その形状は、ざっと見渡しただけでも約10種類。
同じ「micro-B」でも転送スピードによってコネクタの形状が異なるなど、詳しい人でも間違える要素があります。
では、間違えないで選ぶ方法とは?
見た目では判別しにくい、微妙な違いに要注意
周辺機器をPCに接続する際に利用されるUSBケーブル。
通常は周辺機器を購入すると対応のケーブルが付属するので、ケーブルの違いを意識することは稀です。
しかし、ケーブルを紛失したり破損したりすると大変。同じケーブルを購入しようとして、USB規格の種類の多さに驚く人も多いようです。
USBケーブルの端子のうち、PCに接続する側の形状は「Aコネクタ」と呼ばれています。
Aコネクタにはデータの転送スピードによって2.0と3.0がありますが、どちらでも装着することは可能です。
問題は周辺機器側。
形が少しでも違うと物理的に接続できないので、どのような形状のコネクタなのかを確認することが重要です。
正しいケーブルを選ぶのに必要なことは?
正しいケーブルを選ぶ一番確実な方法は、お店に周辺機器やケーブルを持参することです。
しかし、ネットショップを利用するなら、この方法は使えません。
目的のコネクタ規格と名称を理解し、正しい製品を選択する必要があります。
利用したい周辺機器にマッチするUSBコネクタの形状は、多くの場合、周辺機器の説明書に記載されています。
まずはここをチェックしましょう。
もし説明書を紛失した場合や、説明書にコネクタ形状の記載がない場合は、周辺機器名でネット上を検索します。
きっと、使われているUSBコネクタの情報が得られるでしょう。
裏表OKな両挿しタイプも登場
さまざまな形状があるUSBコネクタですが、アップルのライトニングケーブルを意識してか、裏表の別なく使えるタイプが登場しています。
「USB Type-C」と呼ばれるコネクタがそれですが、今後はこの形状が普及すると思われます。
Type-Cコネクタは、新しい規格であるUSB3.1に対応したもの。
マイクロUSB同様の小ささで場所を取らず、電源供給から映像出力まで1本でこなす能力を備えています。
特に薄型かつ小型化した昨今のデジタル機器では、コネクタのサイズは重要です。
また、高品位な映像を送受するには高速なデータ転送も無視できません。
これらの面で、USB Type-Cには大きな期待が寄せられています。
現状では種類が多いUSBコネクタですが、USB Type-Cの登場によって、この状況も整理される可能性が出てきました。
驚くべきは、いち早くライトニングケーブルを採用したアップルが、ライトニングケーブルからUSB Type-Cへ採用ケーブルを変更する可能性も皆無ではないということ。
もしこれが実現すれば、現在の混沌としたPC-デバイス間の接続環境が一気に解決する可能性があります。
今後の動きに注目したいところです。