iPhone7でも使いたい、Bluetoothイヤホンの選び方

Bluetoothは、無線によってデジタル機器を接続する通信規格です。

パソコンやスマホはもちろん非常に多くの機器に採用されています。

スマホで使うイヤホンは、その中でもポピュラーなもの。

そこで今回は、iPhone7で使うことを前提に、Bluetoothイヤホンの選び方を考えてみましょう！

Bluetoothって、そもそもどんなもの？

Bluetoothは「ブルートゥース」と読みます。

名前の由来はスペースの都合上割愛しますが、いろいろな機器を手軽に無線接続できるテクノロジーとして、現在では非常に多くのデジタル機器に採用されています。

Bluetoothの大きな特徴は、比較的小型の機器にも使える新しい技術であるということです。

Bluetoothの通信速度や通信可能な距離は、Bluetoothのバージョンによって異なります。

しかしマウスやデジカメはもちろん、イヤホンの耳に挿入する部分のような非常に小さなスペースにも搭載できるコンパクトな設計ができる点が大きな魅力となっています。

1度使ったら手放せない、Bluetoothイヤホン

Bluetoothを使ったデバイスとしては、イヤホンやヘッドセットなどが身近な存在です。

以前のコードでスマホと接続するタイプと比べると、その使い勝手の良さに驚く人が多いようです。

たとえばイヤホン。

スマホで音楽を楽しむのは今や普通のことです。

しかし、これまではイヤホンをして動くたびに“ボソボソ”という音が耳に届いていました。

これはイヤホンのケーブルが何かに当たって発せられるもの。

部屋でじっとして聞くならいざ知らず、散歩中や通勤・通学など体を動かす時にも使われるイヤホンでは、ちょっとした課題となっていました。

しかしスマホ本体に繋がるケーブルがないBluetoothイヤホンでは、この心配はありません。

この他、ケーブルがないBluetoothイヤホンは、スマホでの音楽の楽しみ方を大きく変えました。

Bluetoothイヤホンでは、たとえばスマホをリュックやバッグの内に入れたままでも、ケーブルの取り回しの心配は無用です。

また満員電車内でケーブルが隣の人に引っかかることもありません。

Bluetoothイヤホンがあれば、もっと気軽＆自由に音楽が楽しめるのです。

シーンにピッタリのBluetoothイヤホンを探そう

Bluetoothイヤホンは、先日発表されたiPhone7でイヤホンジャックが排除されてから急に注目度が高まったデバイスでもあります。

イヤホンジャックがないiPhone7では、従来モデルでのようにアナログのイヤホンを本体に接続できなくなりました。

現在のiPhone7には、アナログのイヤホンを接続するためのアダプタが付属します。

しかし正直なところこれはあまりスマートではありません。

かといって、iPhoneに付属するライトニングタイプのイヤホンが耳に合わない人もいます。

現在Bluetoothイヤホンには多くの注目が集まっているのには、このような背景があるのです。

幸いBluetoothイヤホンには実にいろいろな製品があります。

価格もこなれ3000円程度から選べる状況にありますから、この機会にチェックすると良いでしょう。

タイプも豊富で、ランニングにも使えるホールドの良いものや多少の雨でも使えるもの、また現在使っているアナログのイヤホンを接続して使えるものまで、いろいろな製品が揃っています。

Bluetoothイヤホンの「iPhone7対応」って何？

Web上でBluetoothイヤホンを探していると、たまに「iPhone7対応」を謳った製品に遭遇することがあります。

しかし、“対応”の内容は製品ごとに異なります。

どのあたりまでの対応なのかには注意を払う必要があります。

Bluetoothのイヤホンで「iPhone7対応」と明記されているのは、そのイヤホンがiPhone7で使えるということです。

Bluetoothイヤホンの中には、イヤホン側からiPhoneの機能をコントロールできるものもあります。

たとえばSiriを起動できる製品がそれです。

しかし、すべてのBluetoothヘッドフォンがそうではないことを知っておきましょう。

周囲の状況に合わせて自動的に音量調整を行ったり、Siriを立ち上げたりするなどの機能は、製品の大きなアピールポイントです。

そのため、そのような機能が搭載された製品では、必ずパッケージなどでその旨のメッセージが表示されているはずです。

製品を選ぶ際のチェックポイントとして覚えておきましょう。

音質重視なら、AACコーデック対応の製品をチョイス

iPhoneにイヤホンジャックが存在したころ、iPhoneからイヤホンに送られるのはアナログの信号でした。

しかし、無線のBluetoothでやり取りされる信号はデジタル形式です。

デジタル形式のデータは、主に伝送の効率のために圧縮して送られ、受信側で伸張されます。

この圧縮と伸張の方法にはいくつかのやり方があります。これをコーデックと呼びます。

音楽のデータでは、使うコーデックによって音質が異なります。

つまり、音質を重視するなら、どのようなコーデックを使っているかにも注意を払う必要があります。

Bluetoothイヤホンで使われるコーデックのうち、音質が優れているとされるのはAACとapt-Xです。

しかしiPhone7ではapt-Xはサポートされていません。

このため、iPhoen7で良い音を楽しみたいなら、BluetoothイヤホンにはAACコーデック対応が必須となります。

もしiPhone7でAACに対応せずapt-Xにのみ対応するイヤホンを使うと、従来通りのSBCコーデックが使われます。

高音質イヤホンの特性が活かされないことになるので注意しましょう。

ケーブルがないBluetoothイヤホンは、外出時にスマホで音楽を楽しむには今や必須のアイテムです。

かつては価格的にちょっと躊躇する面がありましたが、ここ最近は気軽に買える価格帯で品質の高い製品も揃ってきました。

Bluetoothイヤホンがあると、スマホでの音楽の楽しみ方が変わります。

パソコンやテレビなど、スマホ以外でもBluetoothイヤホンの利用シーンも拡大しつつあります。

この機会に導入を計画してはいかがでしょうか。