スマホやタブレットの普及でより身近なものとなった「Bluetooth」。
最近のワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなどはこのBluetoothという無線通信規格を使って、スマホやタブレットなどの機器と接続されています。
Bluetoothは未来に繋がる無線通信規格
Bluetoothとは1990年代中盤にスウェーデンのエリクソン社で開発された技術で、日本でも2000年代初頭から普及してきました。
現在も開発は進められており、店頭に並んでいるBluetooth機器の多くがBluetooth 3.0もしくはBluetooth 4.0以降のバージョンに対応しています。
Bluetooth 4.0は従来のバージョンと比べて大幅に省電力化が進み、機器を繋いでいてもほとんど電力を消費しません。そのため一度の充電で月、年単位で使うことも可能で、あらゆる機器をネットワークに接続する「Iot」の実現に大きな貢献しています。
さらに2016年には通信速度、通信範囲が拡張されたBluetooth 5.0も正式に発表されました。今後、さまざまな機器がワイヤレスでつながるようになります。
すでに様々な機器にBluetoothは搭載されている
Bluetoothは、すでにあらゆる機器に採用されています。
パソコンのワイヤレスマウスやキーボードはBluetoothで繋がっています。
携帯電話においてはガラケー、フューチャーフォンの時代から採用されており、クルマを運転する際にBluetoothヘッドセットを使う人を見かけることも多いのではないでしょうか。
もちろんスマホやタブレットもBluetoothを採用しています。
バージョンアップで欠点を克服したBluetooth
以前のバージョンのBluetoothは、データを圧縮して送るため音質が悪くなるという欠点がありましたが、バージョンアップによりその欠点も緩和されたため、現在はBluetooth接続可能な高音質なイヤホンやスピーカーも普及。
家電量販店やネットストアには専門のコーナーができるほど人気のアイテムになっています。
部屋のどこにいても、接続を保つことができる
ワイヤレスな環境にはさまざまなメリットがあります。
ひとつはケーブルによる物理的な制約がなくなったこと。
ケーブルを使って接続すると、どうしてもその長さ以上に機器同士を離すことができません。
部屋の反対側にスピーカーがある場合など、音楽データが入っているスマホなどをケーブルが届く範囲内においておかなければなりません。
Bluetoothは数十mほどの距離であれば接続を維持することができます。
部屋の反対側にあるスピーカーも、ソファーに座ったまま手元のスマホで操作することができるのです。
ケーブルの長さから解放される
また移動時などケーブルを何かにひっかけてしまうこともありますが、Bluetooth接続であればケーブルがないためその心配もありません。
さらにイヤホン、ヘッドホンの場合、カナル型のものであれば歩く度にケーブルが身体などに触れ、その振動が耳に伝わる「タッチノイズ」というものがありますが、ケーブルがなければ、このタッチノイズも発生しません。
とはいえBluetoothにもデメリットがある
便利なBluetoothですが、現状いくつかのデメリットもあります。
まずはBluetooth接続には電力が必要なこと。
Bluetoothイヤホンは1日もしくは2日に1回充電する必要があり、やや面倒です。
Bluetoothマウスなどであれば数ヶ月の間、充電、電池の交換は不要なものもありますが、それでもいつかバッテリーが切れてしまいます。
そして不慣れな人にとって接続がやや難しいこと。ケーブル接続であれば、コネクタをポートに差し込むだけで繋げますが、Bluetooth接続には「ペアリング」という作業が必要です。
最近はアナウンスに従えば簡単にペアリングを行えますが、目に見えない、手で触れない電波を使った接続は難しいという印象を持っている人も多くいます。
今後ますます増えていくBluetooth対応機器。
ケーブルがない快適さは、一度体験すると手放せないないものになります。
ペアリング・接続が必要ですが、それもかなり低くなってきました。
まずはワイヤレスイヤホンなどからBluetoothの便利さを体験してみましょう。
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