スマホで文章を書くときに行う「フリック入力」。
すばやく五十音を呼び出すことができるフリック入力は、スマホのような小型デバイスに最適。
現在、iOS、Android OSを搭載したスマホは、いずれもフリック入力が採用されています。
文字を入力するにはいくつかの方法がある
指で操作するスマホのような小型デバイスに採用されているフリック入力。
最近では、キーボード入力よりもフリック入力の方が速いという人も増えてきています。
パソコンで文字を入力する場合、日本語では「かな入力」と「ローマ字入力」の2種類があります。
かな入力はキーに割り当てられた平仮名を直接叩いていくというもの。
パソコンが普及する前によく使われていたワープロの多くが「かな入力」を採用していたこともあって、古くからのユーザーには「かな入力」を使う人が多くいます。
パソコンは「かな入力」と「ローマ字入力」
かな入力とローマ字入力、どちらを選んでも問題はありませんが、「かな入力」で「か」と入力する場合は「か」のキーを1回叩けばよいのですが、ローマ字入力の場合は「KA」と2回叩く必要があります。
つまりローマ字入力のほうがキーを叩く回数が多いというデメリットがあるのです。
しかし、五十音すべてのキー配列を把握しなければならない「かな入力」に比べて、子音と母音を組み合わせるローマ字入力は、覚えるべきキーの数が少なく、習得しやすいというメリットがあります。
このメリットは大きく、現在では多くの人は「ローマ字入力」を使っています。
一度慣れると手放せないフリック入力の速さ
フリック入力は、2つの入力方式の長所を兼ね備えています。
「か」行を選んで五十音表でその下にくる「き」などを上下左右方向で選ぶだけで入力可能。
覚えやすいし、入力も速い。
さらに、スマホの場合、フリック入力は片手で行うことができるのも大きなメリットです。
いつでも手早く入力することができます。
レポートをスマホで仕上げる学生もいるなど、フリック入力に慣れてしまえば、その方が文字の入力は速く、快適になります。
スマホでもキーボードのように入力することができる
キーボードでの入力に慣れてしまい、スマホでフリック入力するのが苦手という人もいるでしょう。
そんな人は、設定で入力方法を変更してみましょう。
ディスプレイが小さいため、キーは小さくなってしまいますが「キーボード(QWERTY)入力」変更すればPCのキーボードと同じキーが表示されます。
とはいえ、スマホがさらに普及する今後のことを考えると、早めにフリック入力に慣れてしまった方がいいかもしれません。