「携帯電話」といえば、若い人はスマホが思い浮かぶだろう。
一方、年配の方であればフィーチャーフォン、いわゆるガラケーとなる。
しかし現在、スマホキャリアからはもうひとつの携帯電話が発売されているのだ。
現在の主流、なんでもできるスマートフォン
現在、携帯電話は大きく3つの種類に分けることができる。
ひとつはスマートフォン。
「スマホ」という略称で呼ばれるスマートフォンは、大きくiOS、Android、Windows 10 mobileといったOSで分けることができる。
聞きなれないかもしれないが、iOSはiPhoneのOSのことだ(iPadも同じiOSで動く)。
いずれのOSでも、スマホは大きな液晶を持ち、指で触って操作する。
通話やメールはもちろん、アプリをインストールすればスケジュール管理やゲームなど様々なことができる。
まだまだガラケーのユーザーは多い
次にガラケーと呼ばれる「フィーチャーフォン」がある。
ひと昔前まで携帯電話といえば、この端末のことを指した。
通話機能がメインでメールなどにも対応。
折り畳み式などのタイプがあり、十字キーやテンキーなど物理キーを搭載。
バッテリーの持ちがよく、2、3日充電しなくても使うことができる。
現在、スマホの隆盛によりガラケーのユーザーは減りつつあるが、バッテリーの持ちなどまだまだ手放せない人も多く、業務用として使われることも多い。
ガラケーのボディにスマホの中身
第3の携帯電話となるのが「ガラホ」「スマケー」と呼ばれる端末だ。
スマホとガラケーのよいところを兼ね備える「ガラホ」「スマケー」。
壊れにくいガラケーのボディにスマホの機能を搭載。
バッテリーの持ちもスマホよりもよく、LINEといったメジャーなアプリを利用することができる。
ガラケー時代に慣れ親しんだ物理キーを好む人からは一定の評価を得ていた。スマホと同じく液晶に触れることで操作もできる。
ちなみ「ガラホ」はauが提唱する呼称で、「スマケー」はソフトバンクのそれになる。
「ガラホ」「スマケー」はこれからの携帯電話!?
スマホとガラケーのいいところどりをした「ガラホ」「スマケー」だが、残念ながらあまり普及していない。
多くの人がスマホの操作に慣れてしまったこと、仕事ではあくまでも通話がメインになるので多機能である必要はなくシンプルな構成でタフ、さらに安価なガラケーが好まれるといったことが背景にある。
とはいえ、現在、auとソフトバンクからはそれぞれ「ガラホ」「スマケー」の新製品が登場している。