デジタルデバイスの欠かせないお供、ケーブル。
スマホ・パソコンをはじめ、現在販売されているデバイスは充電用のポートがあり、ケーブルを介してバッテリーを充電します。
またケーブルを介してデータの転送も可能。
端末間でデータのやりとりを行うこともできます。
データ転送も電力の供給もできるUSB
現在、主流の規格はUSB(Universal Serial Bus)と呼ばれるもの。
20年以上前に主流であったSCSIなどの規格は端末と端末、周辺機器を接続するためだけのものでした。
しかしUSBは電力の供給ができること、パソコンなどを起動した状態でも挿して認識されること、USBハブを使えば多数のガジェットを接続できることなどから、あっという間に主流の規格になり、現在ほとんどのデバイスで採用されています。
そんなUSBは着実な進化を遂げています。
USB1.0では12Mbit/sだった最大転送速度は、USB3.1では10Gbit/sに。
まさにケタ違いの高速化を果たしています。
またコネクタの形状も増えています。
ひろく知られている横長なコネクタはUSB Type-A、プリンターなどの接続用ケーブルで使われる凸型のコネクタはUSB-TypeB、そして次世代規格として薄く上下の区別がないUSB Type-Cがあります。
薄くて上下の区別がないUSB Type-C
このUSB-TypeCは最も新しいタイプで、USB Type-Aで頻発する「上下逆で挿せない」という問題を解決。
さらにコネクタ部分がコンパクトなので、どんどん薄くなるスマホやタブレットにも最適です。
これまでどおりmicroUSBポートを採用した端末も少なくありませんが、USB Type-Cを採用したスマホも増えています。
スマホの場合、USB Type-Cを採用するメリットは触れたとおり、コネクタもポートも薄型なので、
①スマホの厚さを抑えることができる
②電力の供給はもちろん、パソコンなどと接続してデータの転送が高速で行える
③端末自体の性能、機能にもよるが、映像の出力も行える
などなど、一つのポートでなんでも行えるという機能面の利点が挙げられます。
USB-TypeC対応のガジェットが増えている
そんなUSB-TypeCは現在ノートパソコンにも採用されるようになっています。
超薄型軽量のAppleのMacBookは、MacBook Airなどで採用されていたUSB Type-Aをやめ、ポートをすべてUSB Type-Cに変更しました。
USB TypeCのポートで他の機器と接続するだけでなく、MacBookでは電力の供給も行います。
MacBookの場合、ポートの数が少なく給電しながら他の周辺ガジェットをつないで使えないといった問題もありますが、USB Type-Cは万能なポートとしてさまざまなデバイスに採用されることとなりました。
MacBook Proに搭載されたThunderbolt 3
2016年11月に発売された同じくAppleのノートパソコン、MacBook ProはMacBookと同じく従来のUSBポートを廃止して、「Thunderbolt 3」という新たな規格を採用しました。
「Thunderbolt」は転送に関する規格のことでデータ転送やビデオ出力、充電機能をひとつでまかなうことができます。
また最大40Gbpsと圧倒的な転送速度を実現するなど次世代の規格として期待されています。
一方USB-TypeCとはコネクタ、ポートの形状に関する規格のこと。
ちょっとややこしいですが、「Thunderbolt 3」のポートの形状はUSB Type-Cを踏襲しているためUSB Type-Cのコネクタを持つケーブルであれば挿して使用することができます。
しかしそのケーブルやつなぐ機器が「Thunderbolt 3」に対応していなければ、圧倒的な転送速度を発揮できない場合もあり、また機器を認識しないというケースがあるので注意が必要です。
新MacBook Pro、そして「Thunderbolt 3」は登場したばかりで対応機器が少ない状況にあります。
そのため、現状、USB Type-Cのケーブルで接続できても本来のスピードが出ない、認識しないといった組み合わせもあります。
しかし、この状況も数年のうちに解消されると思われます。
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