話題の新技術、VR(バーチャルリアリティ)。
最近ではアプリを使うことでスマホでもVRを体験することができるようになっています。
まだまだ珍しさという側面が強いVRですが、未来に繋がる革新的な技術なのです。
ゲーム機やパソコンで本格的にVRを楽しむには予算がかかる
現在VRを体験するにはいくつかの方法があります。
ひとつは10月に発売されたPlayStation VRを始めとしたゲーム機やパソコンに、専用のゴーグルを接続する方法。
仮想空間は視覚によるものなので専用のディスプレイ、ゴーグルが必要となります。
PlayStation 4もパソコンも、高スペックなのでより解像度の高い映像を映し出すことができます。
もうひとつの世界を現実の世界と遜色のないレベルで作り出すには、緻密な表示が必要。
画像が粗いと没入感を得られません。
将来的には4K、8Kといった人間が見ている現実世界以上の高解像度な世界をVRで楽しむ時がやってきます。
しかしこの環境を実現するにはゲーム機とゴーグルの両方が必要で、少なくとも10万円以上の予算が必要。
「話題だし、ちょっと買って試してみるか」となかなか言えないお金がかかります。
スマホがあれば、あとはアプリ
VRを体験するもうひとつの方法がスマホを使うというものになります。
現在多くの人が使っているスマホは着実に性能が向上しており、小型は軽量であることから1台でVRを体験できるガジェットとして注目を集めています。
ゲーム機やパソコンと比べると映像は劣りますが、VRとはどんなものなのか、仮想空間を試してみるには十分なもので、現在無料のものも含め、VR体験用のアプリが数多く配信されています。
やろうと思えばすぐに体験できるようになっているのです。
スマホ+ゴーグルの組み合わせでVRをお手軽に体験
ただしスマホを目の前に置いて、VRアプリを入れだけでは十分な体験は得られません。
スマホは固定されていないため両手を塞ぎ、首を動かすと現実世界が見えてしまいます。
適切な位置にスマホがあっても、目の端に周りの風景が入ってきます。
この状態では没入感が低く、VRを100%体験できているとはいえません。
そこで用意したいのがゴーグルです。
ゴーグルであれば視界が限定され、スマホに映し出されるVRの世界だけに集中することができます。
VR専用ゴーグルが用意されているスマホもありますが、iPhoneなどオプションがない場合は、サードパーティ製でもよいのでVRゴーグルを手に入れてみましょう。
ただし汎用ゴーグルは4インチから5.7インチまで一般的なサイズのスマホを装着できるようになっていますが、6インチに近い大型の端末に対応していないこともあるので注意が必要です。
また、VRアプリを動かすには360度の解像度が高い大きなデータを扱うことになるため、古めのスマホだとスムーズに動かない可能性もあるので、こちらも注意しておきましょう。
最近、よく耳にする「AR」とは?
ちなみに「VR」に近い言葉、技術として「AR」というものがあります。
ARとは拡張現実(Augmented Reality)のこと。
VRが現実とは違う世界を映し出す技術であるのに対して、ARは現実世界に情報を加える技術のこと。
例えばゴーグル、メガネ型のAR用デバイスを使えば、遠くに見える山の隣に、その名前や標高といった情報を表示させることができます。
また、ARは視覚に関係するものだけでなく、世界的なヒットとなっているポケモンGOのように、特定の場所に移動するとモンスターを登場させるといった使い方もあります。
VRとARは異なる技術ですが、いずれもこれからの技術として期待されているもの。
さらにVRとARを組み合わせたMR(Mixed Reality)、複合現実という技術も開発されています。
これは現実の世界にCGなどで作られたキャラクターなどを表示させるものになります。
いずれの技術も、それを体験するためにはスマホなどの機器やゴーグルが必要となります。
これまでSFの中でだけ存在した技術が現実のものとなっています。
実際にどんなものなのか、試すのであればスマホとゴーグルの組み合わせがオススメ。
生活必需品ではありませんが、スマホとゴーグルがあれば、ひと足先に未来を感じることができるはずです。
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